暮らし
移住者インタビュー①
東谷地区に住んでみて、
ぶっちゃけどうだった?
川平さん
2014年より富山県魚津市から
富山県立山町東谷地区へ移住
-----東谷地区へ移住されて10年以上になる川平さん、東谷地区における移住の先駆者として伺っています。移住先を見つけるにあたって、その経緯や苦労された点など教えてください。
定年退職を迎える少し前、それまで住んでいた家を立て直さずに移住することを決意し、富山県内外を問わずにペットの犬猫がのびのびできる広さで予算内におさまる家を探しました。
何軒も見学しましたが、トイレが使えなかったり、お風呂が壊れていたり、隙間から家の中が見えるおうちだったり…。
最終的に、当時立ち上げられたばかりの「立山町移住・定住サイト 立山暮らし」で希望が叶いそうな現在の住まいをやっと見つけました。
-----住まいを見つけて、その後スムーズに移住となりましたか。
契約が済んだ後、家の中をよく見ると大量の布団と座布団が残されていて、処分に予想外の費用がかかりました。
その他にも、雑草対策にカーペットが庭中に張られたり、丈夫だと思って見ていた瓦に不具合あったり、処分のために動かした布団の下の床が抜けていたり…。
後になってわかったことがたくさんあり、住めるようになるまで1年がかりで修繕したり、ピザ窯やロケットストーブを自作したりしました。
その間、住民の方が気になったようで「住むがけ?別荘け?」と声をかけられたり、夏には「熱中症なられんな」とスポーツドリンクの差し入れをいただいたりしました。
-----移住後、地域の方々との関わりはいかがですか。
移住してすぐに区長さんにご挨拶に行くと、「順番だから」と地域の班長と老人会の班長を仰せつかりました。とっても大変でしたが、そのことをきっかけに地域の皆さんに馴染めた気がしています。趣味の手芸を見た地域の方から「教えてほしい」とお声がかかり、今では、公民館で週1回物づくり(編み物・縫物・クラフト)の講師をしています。
移住者インタビュー②
東谷地区に住んでみて、
ぶっちゃけどうだった?
奥野さん
2017年より富山県富山市から
富山県立山町東谷地区へ移住
-----自然農と地域の公民館職員として2足の草鞋を履く奥野さん、東谷地区へ移住した経緯を教えてください。
もともと富山市内に住まいし、会社員として勤めていましたが、田舎暮らしや自然農に興味があり、県内で物件を探していました。
立山町の地域おこし協力隊の方から現在住んでいる住宅を紹介してもらったところ、周囲の山の雰囲気が気に入って移住を決めました。
移住後、地域の方との関係性を築いていくなかで、地域の公民館職員として就職したり、田んぼを貸してもらえたりと、環境が整っていきました。
-----東谷地区の特徴や、これは知っておくといいよということがあれば、教えてください。
地域の人は、「あたたかく見守ってくれる」「意見を押し付けない」優しいタイプの方ばかり。
逆に言うと、こちらが行動を起こさないと話が動き出さないので、やりたいことや思いがあれば、気兼ねなく相談してみるのがおすすめです。
年間を通じて行われる、草刈りやお宮掃除、お祭り(神社でのお参り)といった地域活動には積極的に参加することで少しずつ地域に馴染むことができると思います。
活動のあとの何気ない「休憩」が地域を知る一番大事な時間だったりします。